プロ初完封逃した…沢村「最後に1点取られたのはまだまだ」

[ 2011年7月9日 16:40 ]

完投で5勝目を挙げ、お立ち台でポーズをとる巨人・沢村

セ・リーグ 巨人3―1広島

(7月9日 東京D)
 負ければ首位ヤクルトの結果次第で、自力優勝消滅の可能性もあった巨人が3―1で勝利。広島に連勝し4位に浮上した。ルーキー沢村は広島打線を3安打1失点、8三振を奪う快投で5月31日以来の完投勝利。ヤクルト・久古に並ぶ新人トップの今季5勝目を挙げた。

 沢村は「要所要所でコントロールできた」と、8回までわずか1安打に抑えていたが「意識していないといえばウソになる」と、プロ初完封が頭にチラついた9回に崩れた。連打で1死二、三塁とされると、丸に138キロの直球を中前に運ばれ、犠飛で失点。「8回まで0点に抑えて、最後に1点取られたのはまだまだ」と、ルーキーはお立ち台でも笑顔を見せなかった。

 打線は6回、先頭の坂本は左飛に打ち取られたが、広島・天谷が打球を見失って捕球できず、ラッキーな二塁打で出塁。高橋由が四球で続き、長野の右飛で1死一、三塁とした。続く4番ラミレスは、二番手・今村の142キロのストレートを中前に運ぶ犠飛。1点を先制すると、阿部は3―0から122キロのスライダーを捉え、右翼席最前列に飛び込む6号2ランを放って、後輩・沢村に追加点をプレゼントした。

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