ヤクルトまた追い風!村中、15日先発復帰へ

[ 2011年7月9日 06:00 ]

イースタン・リーグ ヤクルト4-5巨人

(7月8日 ジャイアンツ)
 首位をひた走るヤクルトにまた追い風だ。右脇腹肉離れで2軍調整していた村中がイースタン・リーグ巨人戦(ジャイアンツ球場)に先発。7回4失点で勝敗はつかなかったが、実戦3度目の登板を無難にこなした。秋田・こまちスタジアムで全体練習の指揮を執った小川監督は「村中には次の登板で(1軍に)戻ってきてもらう」と話し、昨季11勝左腕の復帰を明言した。

 村中は今季、先発4本柱の1人として期待されたが、5月1日阪神戦(甲子園)の初回に負傷。以降は2軍でリハビリに専念していた。欠場中は石川、館山の左右エースがチームを引っ張り、中継ぎから先発に復帰した増渕、プロ4年目の山本斉ら若手が台頭。今季最多の貯金12を数える絶好調のチームにとって、村中の復帰はさらなる好材料だ。

 復帰戦の舞台は15日巨人戦(東京ドーム)が濃厚だ。村中は昨季、左の強打者がそろう巨人戦で3勝1敗、防御率3・31。昨年4月18日(松山)では7回途中まで無安打に抑える好投を見せた。チームは巨人には01年以来10年連続で負け越しているが、今季は4月13日(北九州)以来負けなしの7連勝中。今回もGキラーの投入で57年以来54年ぶりの巨人戦8連勝も夢ではない。

 さらに、右脇腹筋膜炎の由規もこの日実戦復帰した。村中の降板後に8回から投げて2回無失点。小川監督は今後について「もう1回(2軍で)投げてからだね」と説明し、22~24日のオールスターに出場した後、後半戦で1軍に招集する見通しだ。由規も復帰すれば先発4本柱がそろい踏み。01年以来10年ぶりの優勝へ死角はなくなってきた。

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2011年7月9日のニュース