上原 1回3人斬り 「一日一日が勝負」

[ 2011年7月9日 12:46 ]

レッドソックス戦の7回、エルズベリーを一飛に打ち取ったオリオールズ・上原

 オリオールズの上原浩治投手は8日、ボストンでのレッドソックス戦で3―9の7回に5番手で登板し、1三振を奪うなど1回を三者凡退に抑えた。勝敗やセーブは付かず、チームは3―10で敗れた。

 上原にとっては、1回を無安打無失点ながら、もやもやの残る一戦となった。4日以降投げていないため、3―9と負けている場面で“調整登板”。「気持ちは切らずに準備をしていた」と、先頭打者を三振、続く打者はめったに投げないスライダーで三ゴロに仕留めた。
 ところが降板してトレーニングを始めたところ、4人の退場者を出す大乱闘が発生。上原も少し遅れてグラウンドに出た。チームが5連敗を喫する中、右腕は「いらいらはあるだろうけど、違うところでぶつけるべきだと思う」とプレーでの雪辱を呼び掛けた。

 ▼上原の話 (6点負けている場面で登場)常にいく準備をしているし、それなりに集中はしていた。こういう展開なので久しぶりにスライダーを試した。(チームは低迷しているが)今年駄目だったら首だと覚悟して、一日一日が勝負だと思っている。(共同)

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2011年7月9日のニュース