チェン、4月復帰見えた…200万円義援金も

[ 2011年3月22日 06:00 ]

 左のエースの4月復帰が見えた。中日のチェン投手(25)が21日、2月中旬に左内転筋を痛めてから2度目のブルペン入り。変化球を解禁して65球を投げ順調な回復をアピール。「あとは本来のストレートが投げられるようになってから、打者相手にも投げていきたい」。

 ナゴヤ球場屋内で中1日での投球練習。今後に予定されるフリー打撃、シート打撃、2軍戦での登板を問題なくこなせれば、4月末にも1軍復帰となりそうだ。

 台湾出身だが、東日本大震災には心を痛めている。18歳で来日したチェンにとっては日本は第二の故郷。中学生だった1999年には台湾大地震も経験した。「僕は両方知っているので。今の日本の方がもっと大変」と沈痛な面持ち。球団を通じて200万円の義援金を送ることも明かした左腕は、1日も早くマウンドで元気な姿を見せるためにピッチを上げていく。

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2011年3月22日のニュース