西岡、内角攻め攻略…逆方向へ打ち9試合連続安打

[ 2011年3月22日 06:00 ]

<ブルージェイズ・ツインズ>一塁走者にタッチする西岡(AP)

オープン戦 ツインズ0─3ブルージェイズ

(3月20日 ダンイーデン)
 ツインズ・西岡が4月1日(日本時間2日)からの開幕3連戦で当たるブルージェイズの内角攻めを攻略した。初回、左打席から内角低め直球を左前へ運んだ。2ボールと打者有利なカウントだったが「甘い球なら強打したいところだが、そこをおっつけて逆方向にヒットできたのは良かった」。オープン戦打率は・324。新人日本選手のオープン戦連続試合安打記録も9に伸ばして、してやったりだった。

 「左打席の西岡はグリップを低く構えて手を上げてスイングに入る。あの始動から内角球へどう合わせてくるのか見たかった」。昨季までレッドソックス投手コーチを務めた敵将のジョン・ファレル監督は、内角攻めの狙いを説明。開幕3連戦を制するカギは西岡封じと考え、スコアラーに加えて前楽天監督のマーティ・ブラウン氏からも情報収集したという。3打席目は左腕を投入し、右打席での反応も試した。

 左前打した初回は塁上で3度もけん制された。そんな警戒下でカウント2ボール2ストライクからスタート。打者が打ち二ゴロになったが併殺を免れた。「相手のクイックが速かったので打者が振るカウントで走る方がいい。併殺にならず、得点圏に進める」と西岡。したたかなプレーでもブ軍首脳に強い印象を残した。 (奥田秀樹通信員)

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2011年3月22日のニュース