王氏が、東尾氏が“オチ、おめでとう”

[ 2011年1月15日 06:00 ]

落合氏、野球殿堂入り

 ▼ソフトバンク・王貞治球団会長 セ、パ両リーグで3度の3冠王に輝いた実績からして、表彰されたことは当然です。これからも監督として、球界OBとして、野球界の発展に力を尽くしてほしいですね。

 ▼東尾修氏(昨年殿堂入り。スポニチ本紙評論家)おめでとう、オチ。本当は去年一緒に入れたらよかったんだけれど、素直にお祝いを言いたい。現役時代、しのぎを削り合ったライバル。3冠を狙うバッターだから、この打席では何を欲しがっているか。状況によって相手の狙いを読み、そうはさせまいと知恵を絞る。駆け引きを存分に楽しませてもらった。対戦できたのを光栄に思う。

 ▼鈴木啓示氏(スポニチ本紙評論家)落合は私が今まで見てきた打者の中で、3本の指に入る。晩年の私が投げていた試合終盤に代打で出てきて、左翼に本塁打を打たれた。あれが落合のプロ2号だったと思う。今でもその話を出してくれることはうれしい。若くして、投球を読んで打つベテランのような打撃をしていた。私の全盛時に勝負したかった。

 ▼山田久志氏(落合氏と同じ秋田県出身。06年野球殿堂入り)プレーヤーとしても、監督としても実績は申し分がない。東北人の粘り強さと言うべきか、独特の頑固さがある。ユニホーム組からの選出で今後の励みにもなるだろう。

 ▼中日・白井文吾オーナー 選手として抜群の成績と力量は、まさに殿堂入りの名誉にふさわしいと思います。全人格をかけて野球と向き合う姿には畏敬の念を抱かずにはいられません。今後も野球競技と球界の発展のために、大いに力を尽くしてほしい。

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2011年1月15日のニュース