沢村、４年ぶり視察の指揮官に剛球アピール！

沢村（手前）に熱い視線を送る原監督

　巨人ドラフト１位の沢村（中大）が１４日、新人合同自主トレを４年ぶりに視察した原監督の目前で剛球を披露した。

　７０メートルの遠投では、フォームづくりを強調し封印していたＭＡＸ１５７キロの剛腕を解禁。「６人のローテーションに入れるようにアピールしていきたい。競争に勝ち抜いていきたい」とキャンプ１軍スタートとローテーション入りを猛アピール。指揮官の視線を感じた高揚感からか、沢村は「ローテーション入り」というこれまで言わなかった具体的目標まで口にした。

　原監督も「彼は先発ローテーションに入ることが大きな目標。われわれも彼に入ってもらいたいという、青写真はしっかり持っている」と期待。１７日に最終決定する沢村のキャンプ１、２軍振り分けについては「まだ決まってない、正直なところ。きょうもいろいろ考えるところももちろんある」と話した。慎重な調整を望む原監督の心を、沢村の剛球が揺さぶっている。