えっ、マジ?石井一、今季の目標は“ファーム”

[ 2011年1月15日 06:00 ]

サッカートレで汗を流す石井一

 球界初の珍目標だ。西武・石井一久投手(37)が14日、都内のグラウンドでチームメートの岸と行っている自主トレを公開し、今季の目標に自身の農園を持つことを掲げた。

 「千葉県生まれなので、千葉県内で。これからは自給自足の時代。お金よりも大切なものがあるので。将来的にはニンジンを作っていきたいですね」と、周囲をあ然とさせた。

 昨年は野菜ソムリエの資格取得をぶち上げたが、今年はさらに壮大なプランだ。地元・千葉の知人から野菜栽培用の土地を借りる計画を明かすと「シーズン中はなかなか行けないので、地域の方に見てもらって。僕は月イチで行けるように。おいしくないといけないですけど、将来的には安い店舗で売ろうかなと思います」と続けた。

 育てるのは、野菜だけではない。今季で16年目。この日はキャッチボールやフットサルなどで汗を流し「この寒い中走っている意味がだんだん分からなくなってきました」とおどけたが、本業でも新人・大石ら若手を育てる立場にいる。「大石?顔は分かります。僕よりも涌井や岸に聞いた方がいい」とかわしたが、言葉ではなく姿勢で後輩の手本となるつもりだ。

 昨年は左足首の手術で約2カ月間離脱し9勝止まりだった。「ローテに1年間入って10勝は最低限。野球をやっている以上は人に負けたくないという気持ちは持っています」と最後は真剣に野球の話で締めた。

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2011年1月15日のニュース