10年ぶり7件目…涌井の調停申請を受理

[ 2011年1月15日 06:00 ]

 西武との契約交渉が難航している涌井秀章投手(24)が12日に年俸調停を申請した件で、日本プロ野球組織(NPB)の加藤良三コミッショナー(69)が13日付で申請を受理。01年の下柳(当時日本ハム、現阪神)以来、10年ぶり7件目の調停が決まった。

 エース級の選手として、また球団としても初の調停となるが、涌井の代理人を務める大友良浩弁護士(41=はる総合法律事務所)は「涌井選手が言っているように、調停というシステムを使ってより良い話し合いができればいいと思っています」とコメント。今後は19日に第1回調停委員会が開かれ、申請内容について検討される。21日には涌井と球団の代表者がNPBで調停委員会のヒアリングなどを受ける。

 涌井は昨季、チームトップの14勝を挙げ、ローテーションを外れることなく5年連続2桁勝利をマーク。涌井側は希望額を明かしていないが、球団の提示する現状維持の年俸2億円プラス出来高払いからのベースアップを求めている。

続きを表示

2011年1月15日のニュース