“元祖タイガー”内海、新球で目標200個!

[ 2011年1月15日 06:00 ]

グアムの炎天下、ランニングに取り組む内海

 元祖タイガーマスクが、キング・オブ・タイガーを目指す。1奪三振につきランドセル1個を児童養護施設に寄贈する活動に取り組んできた巨人・内海哲也投手(28)が14日、自主トレ先のグアムで「より多くを寄付できるようにします」と高らかに宣言した。

 日本で社会現象化しているタイガーマスク「伊達直人」の出現は、海を越えて左腕の耳にも入っていた。「奥さんから聞きました。話題みたいですね」と笑った。08年から、奪三振数に応じた分の寄付として昨季までに計390個を寄贈している左腕は「(元祖か)分からないけど、広がるのはいいこと」と同調者の出現を喜んだ。

 今自主トレから本格的に新球・フォークに挑戦中だが、理想は「大魔神でしょう」。マリナーズなどで活躍した元横浜守護神・佐々木主浩氏(42)のような打者の手元で消えるように落ちる球に磨きをかける。「カウントも取れるし、空振りも取れる」と場面を選ばずに投げることが可能で、投球の幅が広がり、奪三振数が増えるのも間違いない。

 「今のところ順調に来ています」と内海。今後は現役時代の佐々木氏の投球映像も見て、頭と体で完全マスターする。目標は200奪三振。昨季は日本ハム・ダルビッシュとソフトバンク・杉内だけしかクリアしていない難関だが、内海も07年に180奪三振でタイトルを獲得した実績がある。大魔神フォークを武器に、全国の子供たちにランドセルを届ける。

続きを表示

2011年1月15日のニュース