親分の通夜に長嶋氏ら1200人 江夏氏「親子以上の…」

[ 2010年10月13日 20:09 ]

大沢啓二氏の通夜で、祭壇に向かう巨人の長嶋茂雄元監督

 7日に胆のうがんで死去した、プロ野球日本ハムなどで監督を務め、「親分」の愛称で親しまれた大沢啓二(本名昭)氏の通夜が13日、東京都港区の増上寺で営まれ、立大時代の後輩で巨人元監督の長嶋茂雄氏や、テレビ番組で共演していた張本勲氏、江夏豊氏など、球界や芸能界から多くの関係者が参列した。

 1万本の花で飾られた祭壇の中央には、トレードマークの和服姿でほほ笑む遺影が飾られた。約1200人いた参列者の中には、日本ハム・梨田昌孝監督や巨人・原辰徳監督の姿もあった。
 長嶋氏は「野球界発展のために頑張ってきた大先輩が、また一人いなくなって、寂しい限り」とコメント。張本氏は「(遺影の)あの顔は『あっぱれ』と言ったときの顔なんだよな」と、テレビ番組で名物となっていた言葉を口にし「本当の兄貴のような存在だった」と寂しそうに話した。
 大沢氏が日本ハムの監督をしていた1981年に中心選手としてリーグ制覇に導いた江夏豊氏は「グラウンド上では監督だったが、球場を離れると親子以上の付き合いをさせてもらった」と、思い出を語った。

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2010年10月13日のニュース