「逆転」から「先手必勝」へ!“2番・今江”も

[ 2010年10月13日 06:00 ]

鉄の棒を使い、ティー打撃を行う今江

 逆転のロッテが「先手必勝のロッテ」へ。14日から始まるソフトバンクとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルSに向け、決戦の地・ヤフードームで練習。西村徳文監督(50)は、今江敏晃内野手(27)の2番起用を示唆。起爆剤とする。

 「シーズンでもあったけど今江の2番、5番は考えています。先に点を取って、先発を早めに打ち崩さないといけない」
 チームは西武とのファーストSを含め4試合連続で逆転勝ちしているが、ソフトバンクは強力救援陣が控える。森福、ファルケンボーグ、馬原のロッテ戦防御率は計35回を投げ0・00。先手を取らなければ苦しい展開を強いられる。杉内には今季1勝4敗、和田には0勝3敗と両先発にも苦戦しているが、今江は杉内に打率・308、和田には同・300。居残り特打など入念に打ち込んだ今江は、今季64試合で2番も務めており「打順が変わるのは慣れているし、違和感なく入っていけます」と意気込んだ。
 不動のリードオフマン西岡は「相手のリリーフは鉄壁なので、ファーストSのようにはなりにくい。先発からいかに点を取るか」。3番・井口も「6回までにリードしておかないといけない」という。西岡は杉内には打率・389、井口は和田から2本塁打を含む同・455。その間の2番に両左腕を苦にしない今江が入って、立ち上がりから一気に畳み掛ける。

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2010年10月13日のニュース