斎藤「来い来いと思ったが…」不完全燃焼で今季終了

[ 2010年10月13日 06:00 ]

ジャイアンツに敗れ地区シリーズで敗退、引き揚げる斎藤

 【ブレーブス2-3ジャイアンツ】ブレーブス・斎藤は不完全燃焼のまま今季を終えた。2―3の9回裏、延長戦に備えて肩をつくったが願いは届かず。喜びを爆発させたジャイアンツナインを尻目に、ブルペンのマウンド上で空を見上げた。

 「(出番が)来い来いと思ったが、思いは届かなかった。(勇退するコックス監督を)ワールドシリーズの舞台まで連れて行ってあげたかった」と唇をかんだ。
 シーズン終盤に痛めた右肩の影響で地区シリーズ開幕は登録外。負傷離脱した守護神ワグナーの代わりに第3戦から緊急登録されたが、登板機会はなかった。これで99年から続いた日本人のプレーオフ連続出場記録は11年でストップ。今オフFAとなる自身の去就に関しては多くを語らなかったが、来季も現役続行に意欲を見せており「知っている人を敵に回すのがつらくなってきた」とブ軍への愛着も語っていた。

 ≪11年連続でストップ≫斎藤が地区シリーズの出番がないまま、チームの敗退が決定。99年に伊良部(ヤンキース)、吉井(メッツ)が出場して以来続いていたポストシーズンの日本選手出場は、11年連続でストップした。また、日本選手が02年から続いていたワールドシリーズ出場、05年から続いていた世界一の可能性も消えた。

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2010年10月13日のニュース