自信漂うソフトバンク…すき見当たらず

[ 2010年7月28日 23:12 ]

 【ソフトバンク4―2楽天】今のソフトバンクにはすきが見当たらない。充実のチーム力を見せ、連勝は2007年4月20日~5月1日以来の9に到達。秋山監督は「(攻撃は)形をつくってつなげていった。後ろもよく投げた」と納得顔だった。

 まずは下位打線で主導権を握った。二回に単打と犠打野選で無死一、二塁とし、7番森本が確実に送りバントを決め、長谷川は追い込まれながら左前に運び先制。続く田上は失投をとらえて左中間へ3ランを放った。長谷川は「粘って何とかつないでいこうと思いました」と言えば、田上は「長谷川が打ってくれてすごく楽に打席に入れる」と相乗効果を口にした。
 いい流れは投手陣にもある。和田は5回2失点でマウンドを降りたが、これで十分に思えるから不思議だ。六回は今季頭角を現した甲藤が簡単に三者凡退。七回はリーグ最多登板の摂津が抑え、八回はファルケンボーグが連続無失点登板を16に伸ばし、最後は馬原が日本選手最速の通算150セーブ達成で締めた。
 29日は5年ぶりの10連勝に挑む。田上は「プレッシャーはあんまりない。目の前の試合を全力でやるだけ」と言う。投打につながる自信がナインに漂っている。

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2010年7月28日のニュース