オリ止まらん開幕４連勝！カブ３戦連発

＜ソ・オ＞４回、左中間越え本塁打を放ったカブレラ

　【オリックス１６－１ソフトバンク】岡田オリックスの勢いが止まらない。重苦しい雰囲気を一掃する主砲の３試合連続アーチが、チームを８９年以来２１年ぶりの開幕４連勝に導いた。

　３回までソフトバンク先発の和田に無安打で６三振。しかし、１点を追う４回無死一塁でカブレラのバットが火を噴いた。「うまく速球に反応できた。近藤が頑張っていたからいいホームランになってよかった」。打球は左中間席中段に着弾した。「（和田から）打っているイメージはない」と言うが、実際は通算１０本目。投手別では最多の本塁打数となった。

　持ち前のパワーだけでなく、７回２死三塁では外角の速球に軽く合わせて右前へ適時打を放った。今季初の猛打賞で、目下四球を挟んで９打席連続出塁中。２０日の開幕戦でＤＨでの出場を拒んでスタメン落ちしたが、その後の３試合で打率・７７８、３本塁打、６打点と頼もしい限りだ。

　主砲が引っ張る打線は、９回打者一巡の猛攻など７回以降に１４得点。岡田監督は「ひと通り当たるまでは探り合い。１つずつやな」と浮かれた様子はなかったが、チーム力には十分な手応えを感じているに違いない。