和田「順調なスタート切れた」均衡破る満塁弾

[ 2010年3月27日 18:30 ]

6回中日無死、和田が左中間に先制の満塁本塁打を放つ

 【中日7―0広島】初めて訪れた絶好のチャンスを見逃さなかった。両チーム無得点で迎えた六回、中日の和田が均衡を破る満塁本塁打を放った。シーズン初勝利を呼び込む2試合連続の一発。37歳のベテランは「打った瞬間、本塁打だと思った。順調なスタートが切れた」と満足感を漂わせた。

 打線は五回まで3安打。好投するチェンと広島・ジオとの投手戦になるかと思われた展開が六回に一変した。
 先頭のセサルが左前打を放つと、森野とブランコの中軸も続いて3者連続安打。いずれも変化球をとらえ、無死満塁の絶好の場面を迎えた。「チェンの出来が良くて“1点でも取れれば勝てる”と楽な気持ちだった」と和田。初球の139キロを振り抜くと、スピンがかかった打球が左中間席に飛び込んだ。
 試合を決める一振りが打線に火を付け、終わってみれば計14安打で7得点。1点に終わった開幕戦の不安を吹き飛ばした。落合監督は「この打線を動かすのは真ん中(中軸)。それに周りが引っ張られていく典型」とうなずいた。

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2010年3月27日のニュース