城島 サヨナラ本塁打「鳥肌立ちました」

[ 2010年3月27日 17:25 ]

11回、サヨナラ本塁打を放ち、両手を上げて本塁に向かう阪神・城島と大喜びのファン

 【阪神4―3横浜】やはり絵になる男だ。延長十一回2死走者なし。阪神の城島が一振りで試合を決めた。外角スライダーをとらえて白球を左中間席に突き刺した。「1本目のホームランは嬉しいけど、ちょっと鳥肌が立った」と自画自賛した。

 日本球界に復帰して公式戦初のアーチが、2000年以来となる3本目のサヨナラ本塁打。開幕から2日連続でお立ち台に立ち「うれしいです。ツーアウトだったので高めの球を思い切り振ろうと思っていた」と満面の笑みだった。

 ホームベース手前でヘルメットを放り投げ、頭から飛び込んだ。出迎えたナインにもみくちゃにされ「どうやって滑り込もうか、どうしようか迷ってました」とおどけた。

 本人は「本塁打を打つようなことは考えてない」とは言うが、真弓監督は「狙ってたと思う。言うことはないと思います」と驚きを交えながら文句なしの殊勲打をたたえた。

 攻撃だけではない。守りでも投手陣を身ぶり手ぶりで鼓舞し続けた。上園に肩を抱きながら語りかけ、江草には目とジェスチャーで走者への警戒を促した。最後を締めた2年目の西村の初勝利を「僕の本塁打で挙げることができたのはうれしい」と若手をたてるように言った。

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2010年3月27日のニュース