ランドルフ 痛恨、城島への1球

[ 2010年3月27日 06:00 ]

<神・横>4回裏1死二塁、桜井(奥)に勝ち越しとなる中越え2ランホームランを打たれたランドルフ

 【横浜3-7阪神】阪神の城島に打たれたのはこの日最速の141キロだった。1点返された4回。なお無死二、三塁で、横浜の先発・ランドルフが投じた直球は左越えへはじき返された。

 不振で開幕直前に2軍落ちしたエース三浦に代わって、球団初の外国人開幕投手を務めた。「調子は悪くなかった。4回の投球が残念だ。城島には、甘いところへ行ってしまった」。3回まで内野安打1本とほぼ完ぺきな内容。18日の阪神とのオープン戦(横浜)ではあえてスライダーを封印。この日のために布石を打っていた。効果はてきめん。解禁したスライダーと136キロ前後でも微妙に動く直球でリズムに乗った。2回は城島をスライダー、直球の後のチェンジアップで遊ゴロ併殺打。捕手・橋本が「3回までうまくいった」と振り返るが、4回に落とし穴が待っていた。

 先頭の鳥谷に四球を出すと金本、新井にスライダーを連打された。そして城島には1ストライクから直球勝負を選択したが、力んだ球は、いつものように微妙に動かず城島にとって絶好球となった。

 スライダーと直球を打たれて自分の投球を見失った。桜井には苦し紛れのチェンジアップを決勝2ランされた。「(城島に)力で直球勝負にいってしまったことで後手に回ってしまった」とは橋本。83球中140キロ超えは3球だけ。その中の最速141キロが4回一挙5失点のすべてだった。

続きを表示

2010年3月27日のニュース