“中4日”が響いた…中田KOで中日終戦

[ 2009年10月25日 06:00 ]

<巨・中>日本シリーズ出場権を得られず、人気の無い駐車場を引き揚げる落合監督

 【中日2―8巨人】中4日。それがCS第2ステージ敗退の“負のワード”だった。今季、レギュラーシーズンでこの登板間隔で投げた中日の先発はいない。短期戦で強いられた“短い間隔”が重くのしかかった。

 中田も影響は明らかだった。19日の第1ステージ第3戦で5回を78球で1失点。余力を残して降板したが、初回から球威と制球を欠いて3回途中KOされた。「何もないです」という中田に代わって、森バッテリーチーフコーチは「試合をつくれなかったな。先発が崩れるとこうなる」と厳しい表情で振り返った。
 誤算は第1ステージ初戦の敗戦と5人目の先発投手。初戦に敗れたことで、第1ステージで3人目の中田まで使わざるを得なくなった。さらに朝倉が右肩の違和感で第2ステージ第2戦の先発が消滅。本来なら中5日のチェン、吉見、中田が1日ずつ繰り上がり、その3人が投げた試合で3連敗した。「中4日は関係ない。それよりシーズンでは5人目、6人目がいてもこういう試合で任せられる5人目がいなかった。投手陣の底上げをしないとな」。森コーチは来季の課題を挙げた。
 防御率トップと最多勝投手を擁しても勝ちきれない。それが短期決戦の難しさでもあった。

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2009年10月25日のニュース