松井秀 ゆっくり休んで第6戦へ万全

[ 2009年10月25日 06:00 ]

 ワールドシリーズ進出に王手をかけているヤンキースの松井秀喜外野手(35)は23日(日本時間24日)、敵地アナハイムから早朝に本拠地へ戻り、希望者だけの練習には参加せずに静養に努めた。

 野手組で欠席したのは、松井以外ではテシェイラとモリーナだけ。「正直休みが入った方がいい。その方がいい状態で戦える」と話していた通り、24日(同25日)の第6戦へ万全の態勢を整えた。
 前日の第5戦の7回には後続の長打に、本塁でクロスプレーになりながら一塁から一気に生還。「ひざの不安を消すことはやはりまだできない。気を使いながらの全力で走った」と手術明けの下半身に視線を落としていた。3勝で王手をかけながら第5戦を落とし、主力の大半は危機感から汗を流したが、両ひざに不安を抱える松井にとっては休養を取ることこそが最善の策だった。
 24日は降水確率80%の悪天候が予想されるが、開始時の予想気温は15度と第1、第2戦より8度近く暖かく、温暖だったアナハイムとの寒暖差も少ない。04年のレッドソックスとのリーグ優勝決定シリーズは3勝2敗で本拠地に戻り、2連敗で敗退した。「一息ついていい形でプレーボールを迎えられる。ホームですから」と松井。悪夢を繰り返さないためにも、両ひざにムチ打ち、目の前の1勝を取りにいく。

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2009年10月25日のニュース