“神の子”マー君「監督の愛情で」頑張れた

[ 2009年10月25日 06:00 ]

<日・楽>宿舎に到着した田中将大

 【楽天4―9日本ハム】20歳の田中は涙こそ見せなかったが、胸中は悔しさでいっぱいだ。

 「勝利を願ってブルペンにいましたけど…。日本シリーズに行って、少しでも長く監督と試合をしたかったという思いです」。前日の第3戦で126球を投げ、2失点完投。チームに初勝利をもたらした。この日はベンチ入りする予定はなかったが、練習中に「僕もいけます」とベンチ入りを志願。そして試合中盤から岩隈と並んで投球練習を行った。勝ち越した場合には登板するはずだったが“ストッパー・マー君”は幻に終わった。
 入団1年目からお世話になった野村監督との別れ。この3年間を振り返り「厳しいことをたくさん言ってもらったし、そういう言葉で“何くそ、見返してやる!”って頑張れた。監督の愛情だと思います」。そして先を見据えた。「監督に言われたことを忘れずに来年も頑張りたい」。野村監督から命名された“神の子”はもっともっと大きくなる。

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2009年10月25日のニュース