「最後は自分で決める」菊池 進路表明会見へ

[ 2009年10月25日 06:00 ]

 大リーグ挑戦か、日本のプロ入りかで揺れる岩手・花巻東の菊池雄星投手(18)が25日、進路について記者会見を開く。

 菊池は24日、同校で佐々木監督と両親を交えて進路について最後の話し合いの場を持った。これまでも「最後は自分で決める」と話していた菊池。方向性は出た様子で父・雄治さんも「決めたからには、後はその方向に進むだけ」と息子の選択に理解を示していた。一方、報道陣に対応しなかった菊池は話し合い後、筋力トレーニングを精力的にこなした。
 強いメジャー志向を持っている菊池は20日までに国内12球団、メジャー8球団の計20球団と直接面談。まずは国内球団入りを勧める周囲の声もあって、終了後は「話を聞く前よりも迷っている」と悩める胸中を語っていた。進路を国内に絞った場合は12球団OKの姿勢を示しているだけに、29日のドラフトでは史上最多の9球団が1位指名する可能性が高い。また、メジャー挑戦を表明した場合でも阪神、中日など3、4球団は強行指名するとみられている。菊池次第で大きく変わるドラフト戦線。その決断に日米球界が注目している。

 <ドジャースGM「興味のある選手」>ドジャースのコレッティGMが菊池について言及。「大変よく知っている。興味のある選手」と笑顔を交えて話した。チームは19日に面談を終えており、その際にはスカウト部門のトップであるホワイト氏が来日するなど獲得へ本腰を入れている。メジャー挑戦を選択した場合は本命とみられているが「多くを話せない」と語るにとどめた。

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2009年10月25日のニュース