6年ぶりリーグ制覇へ、松井秀「いい形でいける」

[ 2009年10月24日 09:45 ]

ワールドシリーズ出場を懸け、エンゼルスとの第6戦に臨むヤンキース・松井秀=22日、エンゼルスタジアム

 ヤンキースの松井秀喜外野手が本拠地で6年ぶりのリーグ優勝を決めにいく。試合がない23日は早朝にニューヨークに到着すると、希望者のみの練習には参加せず体を休めた。24日からの本拠地での戦いに「一息ついてまた、いい形でプレーボールを迎えられる」と意気込む。

 あと1勝としての第5戦は1点差で競り負けたが、7回に集中打で4点差をひっくり返し、9回には抑えのフエンテスを追い詰めた。松井秀が「最後は非常にいい野球ができた」と話すように、チームのムードはいい。
 表情が明るいのには自身の打撃への手応えがある。無安打3三振といいところがなかった第4戦の翌日、練習で力まずリラックスする打撃を心掛け、第5戦では適時打と2四球で3度出塁した。
 適時打は勝負どころの7回の同点打で、9回の四球は好機につながった。「最後の3打席は非常にいい打席だったからいい形でいけると思う」と力がこもる。
 第6戦に先発するエンゼルスの左腕ソーンダースには第2戦で3打数無安打だった。ただ、第5戦では過去の対戦で無安打だった左腕オリバーから同点打を放っており、大一番での勝負強さには期待できる。

 ▼ヤンキース・ジラルディ監督の話 次で(優勝を)決めたいという気分だ。チームについては問題ない。本拠地で戦える。皆ロードよりもホームの方がいいだろう。不振の選手もいるが、調子がすぐ変わることもある。(共同)

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2009年10月24日のニュース