落合監督「巨人との差は何もない」

[ 2009年10月24日 22:22 ]

巨人に敗れて日本シリーズ進出を逃し、引き揚げる中日・落合監督

 【中日2-8巨人】中日の2009年は惨敗で幕を閉じた。目の前で巨人のリーグ優勝を許した9月23日、CSでの雪辱に向け「見くびるなよ」と息巻いていた落合監督。再び屈辱にまみれたこの日、巨人との差を問われ「何もない」と唇を震わせて強がるのが精いっぱいだった。

 巨人との圧倒的な選手層の違いは、短期決戦でも埋まることはなかった。投手は吉見、チェンら若手が育ったものの、野手については明確な育成方針がなく、今季の収穫は藤井ぐらい。ベテランが占める上位打線に頼り切りの戦いで、来季に向けては補強以外に活路が見いだしにくい。
 ただ、落合監督は今季の敗因を別のところに求めた。今春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に12球団で唯一選手を出さず、批判されたことなどをにおわせ「思いがけない風が吹きっぱなしだった」と不満顔を見せた。
 「来年は逆転できる可能性が十分ある。もう一回鍛え上げれば」という指揮官。根拠の所在はともかく、選手にとっては厳しいオフが待っていそうだ。

 ▼中日・落合監督「結果は負けたが、まだ伸びしろはある。もう一回鍛え上げれば。(巨人との差は)何もない。ことしは力がなかった。来年は逆転する可能性が十分ある」

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2009年10月24日のニュース