菊池悩んで「ニキビ増えた」25日に進路表明へ

[ 2009年10月24日 06:00 ]

花巻市民栄誉賞授賞式で、トークショーの合間に笑顔を見せる菊池雄星(右から3人目)

 メジャー挑戦を熱望する花巻東の155キロ左腕・菊池雄星投手(18)が、25日に進路を表明することになった。学校側が23日に発表したもので、会見には佐々木監督も同席する。

 この日は、今春夏の甲子園で旋風を起こした花巻東ナインの活躍をきっかけに花巻市が制定した「花巻市民栄誉賞」の表彰式にチームメートとともに出席。市民約1100人の前で行われた質疑応答では、「最近眠れない日々が続いているようだね」との司会者の質問に「ニキビが増えました」と返答し、会場を盛り上げる一幕も。ただ、注目の進路についての質問はなかった。
 菊池は20日までに日米20球団との面談を終了。あこがれであるメジャー球団から直接、育成システムなどについて話を聞き「新しい発見があり、さらに迷ってしまった」と胸中を明かした上で、29日にドラフト会議を控えているため「直前にならないようにできるだけ早く決めたいと考えています」と話していた。
 市民栄誉賞の会場を訪れた父雄治さんは「最終的には本人に任せるが、親として経過は聞かないと」と、24日にも家族で話し合うとの見通しを示した。周囲の関係者には生活面の不安などから国内を推す声もあるが、菊池自身は「最後は自分で進路を決める」と語っている。米球界挑戦か、国内か、菊池の決断は最終局面に突入した。

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2009年10月24日のニュース