ノムさん後任…楽天 ブラウン監督決定的

[ 2009年10月24日 06:00 ]

 楽天が今季限りで退任する野村克也監督(74)の後任として前広島監督のマーティー・ブラウン氏(46)に就任を要請することが23日、分かった。近日中に球団幹部が渡米して正式な交渉に入る。この日、米田球団代表は「ブラウン氏が有力候補の1人であることは間違いない」と話した。

 ブラウン氏は06年から今季まで広島を指揮。ベンチの先頭に立つ熱血漢で知られ、若手育成に定評がある。球団初の外国人監督を招へいすることでち密な野村野球と違うカラーを入れ、創設5年目で最高のリーグ2位に躍進したチームに刺激を与える狙いがある。
 契約期間は2年を予定しているが、広島監督時代と同様にCSに出場できる3位以内に入れなければ球団側が1年で契約を打ち切ることができる内容になるもよう。1月に日本人女性と結婚したブラウン氏は日本残留を望んでおり、受諾に支障はないとみられる。
 また、22日の試合後に札幌市内のホテルで三木谷球団会長が野村監督と会談。かねて提案していた名誉監督への就任を、あらためて3年契約で要請した。

 ◆マーティー・ブラウン 1963年1月23日、米オクラホマ州生まれの46歳。ジョージア大から85年ドラフト12位でレッズ入団。92年に広島へ移籍し、3年間で通算打率・256、50本塁打、165打点。引退後は米マイナーで9年間監督を務めた。05年オフに広島の監督就任。通算成績は256勝303敗16分け。退場回数は通算8度で、ローズ(オリックス)の14度に次いで2位タイ。

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2009年10月24日のニュース