7年ぶり頂点へ準備万端!巨人3連勝でシリーズ進出

[ 2009年10月24日 21:51 ]

 【巨人8-2中日】巨人が昨年成し遂げられなかった日本一への挑戦権を獲得した。原監督が「われわれには明確な目標がある。それに向かって突き進むという、その一点に集中する」と臨んだCS。初戦こそ落としたが、鮮やかな3連勝で日本シリーズに駒を進めた。

 1回、坂本が高めの変化球を逃さず二塁打。送りバントした松本の俊足が失策を誘い、2人で先取点を奪った。三回にはラミレスが適時打を放ち、満塁機の打率5割の谷が本塁打を左翼席に運んだ。それぞれが持ち場の役割をこなし、8点を奪っての快勝だった。

 原監督は今季、理想の先発オーダーを追い求めた。9番に入る投手を除き、4試合続けて同じオーダーは1度もなかった。定位置争いをあおりながら地力を養った。リーグトップの得点力を誇った打線は、短期決戦でも輝きを放った。

 リーグ3連覇を決めてから約1カ月ぶりで迎えた真剣勝負。原監督の「他人から言われなくても自分でムチを入れられる選手こそ勝負師」という要求に、ナインが見事に応えた。心、技、体のすべてが備わった集団となった巨人。7年ぶり頂点へ、準備は整った。

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2009年10月24日のニュース