日本ハムが日本シリーズ進出！ノムさん執念実らず

２回、２ランを放った日本ハム・森本（左）と抱き合って喜ぶ三走・田中

　クライマックスシリーズのパ・リーグ第２ステージ「日本ハム―楽天」第４戦は２４日、札幌ドームで行われ、日本ハムが９―４で勝って２年ぶり５回目の日本シリーズ進出を決めた。

　日本ハムは１回１死満塁からスレッジの中犠飛で１点を先制。２回には２死二塁から田中賢介の右越え三塁打、続く森本の左越え２ランで３点を加え、楽天の藤原をＫＯ。
　楽天は４回２死一、二塁からセギノールの右前適時打で１点を返し、なお、２死満塁から宮出の中前２点適時打で１点差に迫った。
　しかし、日本ハムは７回１死二塁からスレッジが右前適時打で１点、なお２死一、三塁から鶴岡の幸運な内野安打でさらに１点を加え、リードを３点に広げた。
　楽天は８回に１死一、二塁からセギノールの右前打で１点を返し、その裏、２死二、三塁のピンチを招くと、野村監督は中１日でエース岩隈を投入する執念の采配を見せたが、岩隈はスレッジに痛恨の３ランを被弾。今季限りでの退任が決まっている野村監督にとって最後の試合となってしまった。

　▼日本ハム・梨田監督　初戦のスレッジの満塁本塁打で一気に流れが来た。（楽天が）最後は岩隈と藤井の近鉄バッテリーで印象に残る試合になった。パの覇者として胸を張って戦っていきたい。