ナゴヤ球場改修工事で野手の秋季キャンプ地変更

[ 2009年10月6日 06:00 ]

 災い転じて福となせ?中日野手陣の秋季キャンプが愛知県知多郡阿久比球場で行われることが5日、明らかになった。昨年、同球場で行った投手陣はナゴヤ球場で来季へ向けた下づくりをする。

 もともとは“苦肉の策”だった。「いろいろと危ないから」と井手編成担当が話したようにナゴヤ球場は9月下旬から耐震補強のために改修工事。バックネット裏の内野スタンドを含めリニューアルされるが、グラウンドで打撃練習ができない状況になった。そこで98年まで2軍本拠地で「打撃練習もできるし設備が整っている」(同編成担当)同球場に白羽の矢が立った。
 ただ、メリットは大きい。野手陣は昨年同様、阿久比近郊で宿泊することが濃厚で、野球漬けの日々を送ることができる。昨年、同地で鍛えられた吉見やチェンがリーグを代表する投手となり、浅尾も貴重な中継ぎとして成長。若手飛躍の縁起のいい地でもある。
 3年連続でリーグ優勝を逃したオレ竜。今季は藤井が定位置をつかんだが、阿久比の地から若手野手のさらなる出世争いがスタートする。

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2009年10月6日のニュース