菊池 米挑戦ならバイトも辞さず!

[ 2009年10月6日 06:00 ]

メジャーか?国内か?プロ志望届を提出し会見に臨む菊池雄星

 メジャー挑戦を熱望している花巻東・菊池雄星投手(18)が5日、プロ志望届を提出した。これにより国内外問わずプロ球団との接触が可能となった。約100人の報道陣を前に、155キロ左腕は「(高校生活は)あっという間でした。入学してすぐ佐々木監督に“(お前は)プロに行くんだ”と言われて…。実感がわいてきた」と晴れやかな表情で語った。

 各球団との面談は早ければ来週の13日から始める予定で、1球団30分。佐々木監督によると、既に日米合わせて20球団以上が視察やあいさつに訪れており「授業などもあって菊池が同席できない球団があると不公平になる」との理由で、面談に出席するのは監督のみ。「できるだけ早くメジャーに行きたい」という菊池にとっては、メジャーの球団から直接話を聞く機会はないが「もしアメリカに行けばマイナーでスタートすると思う。その場合の食生活とか、マイナーはアルバイトとかもしなければいけないと聞いている。そのへんも聞いてもらいたい」と質問事項は既に考えてある。米球界を選んだ場合は、底辺から過酷な生存競争を勝ち抜き、メジャーを目指す心構えだ。
 面談をすべて終えるには約1週間を要する見込み。その後、菊池に内容を報告するため決断は20日以降にずれ込むことになる。「日米のことはいろいろ勉強したい。でも1番のところに行かないと意味がない」。その言葉は若き18歳の希望を明確に表していた。

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2009年10月6日のニュース