広島9回2死…石原が決めた“ヤクル倒3ラン”

[ 2009年9月8日 21:53 ]

 【広島6―3ヤクルト】広島が逆転勝ち。0―3の5回に栗原の20号2ランで1点差とし、8回に代打石井の適時打で同点。9回2死一、二塁から石原の9号3ランで勝ち越した。シュルツが3勝目。永川が29セーブ目。ヤクルトは3連敗で借金2。

 ≪おまえが決めろ!イ・シ・ハ・ラ≫「おまえが決めろ、イ・シ・ハ・ラ」。真っ赤に染まる左翼席のファンの叫びに、これ以上ない形で応えた。3―3の9回2死一、二塁から途中出場の主将・石原が左越えに3ラン。一振りで試合を決めた。
 シーズン終盤に入って調子を上げてきた広島。「選手もいい空気の中でやれている」と石原は言う。劣勢でもあきらめない姿勢は健在だった。
 3点を追う5回に栗原の2ランで1点差に迫ると、8回に石井の適時打で同点。9回は2死から栗原が四球、木村が足で内野安打を稼ぎ、値千金の3ランにつなげた。
 クライマックスシリーズを争う目下の敵を直接対決で下し、これで3・5差。ブラウン監督のオフィスには、6月18日の楽天戦でサヨナラ本塁打を放った石原の写真が飾られているという。もう1枚、コレクションが増えそうだ。

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2009年9月8日のニュース