凄いチェン!わずか2安打!今季4度目の完封!

[ 2009年9月8日 21:26 ]

完封で8勝目を挙げ、ボールを手に笑顔を見せる中日・チェン

 【中日7―0阪神】中日のチェンが今季4度目の完封で8勝目。力のある直球にスライダーを織り交ぜて2安打に抑え、10三振を奪った。打線は4回、ブランコの2ランと谷繁の犠飛で3点を先行。終盤にも加点した。阪神は3回以降走者が出なかった。

 ≪手がつけられなかった“虎キラー”≫クライマックスシリーズ(CS)進出に向けて燃える阪神を、2安打完封で圧倒した。今季の阪神戦は3戦3勝。すっかり“虎キラー”となった中日のチェンは「最初から、いけるところまでいくつもりだった」と充実の汗をぬぐった。
 立ち上がりは球が浮き気味で、2回まで2安打1四球。しかし3回に最速153キロを計測して三者凡退に抑えると、その後は手がつけられなくなった。
 切れのある直球はバットに当たってもファウルになり、変化球も厳しいコースに決まった。「スタミナはあまりない方だけど、球数は気にしなかった」。3回以降は1人の走者も許さず、134球で投げ抜いた。
 中日の先発陣はここ10試合で白星を挙げたのが8月28日の朝倉だけ。チェンもここ2試合は白星から遠ざかり「流れを変えられるような投球をしたい」と話していた。
 言葉通りの快投に、打線も大量7点を援護。チームに弾みがつきそうな勝利をもたらした左腕は「チーム状態は良くないが頑張りたい」と意気込んだ。

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2009年9月8日のニュース