どうなる公式戦…紛糾したらプロ野球審判員20日にスト?

[ 2009年9月8日 13:26 ]

 プロ野球の審判員が所属するサービス・流通連合の連帯労組プロ野球審判支部(佐々木昌信支部長)と日本野球機構(NPB)が8日、東京都内で団体交渉を行い、審判員の厚生年金加入の継続に努めていくことを確認したが、労組側は妥結しない場合、20日にストライキを行うと通告した。NPBはストライキ決行の場合、代替審判員で試合を開催する方針。

 審判員は現在、厚生年金に加入しているが、NPBは請負契約の性格が強く継続は適当でないとし、団交を重ねている。
 管轄の社会保険事務所は、雇用契約に変更するか、厚生年金の資格喪失手続きを取るよう通知。継続には最低限、源泉徴収が必要としているが、NPBは拒否している。
 NPBの下田邦夫事務局長は「源泉徴収が絶対に必要なのか分からない。労使ともに見解を求めていく」と説明。労組の岡本昌也委員長は「維持に向けた話し合いを始められた」と一定の評価をした。次回の団交は15日に行われる。
 プロ野球では2004年に選手会がストライキを行い、2日間で計12試合が中止になった。

続きを表示

2009年9月8日のニュース