11球団狙う菊池 米国への道が開かれるまでのハードルは?

[ 2009年9月8日 12:06 ]

 菊池が直接メジャーへ行く場合、避けて通れないのが日本のドラフトとなる。

 日本高野連に加盟する高校生が、国内外問わずプロ球団と入団交渉するにはプロ志望届の提出が必要。これを10月15日までに提出するとドラフト対象選手となり、国内球団の指名が可能となる。昨年の田沢(現レッドソックス)は12球団にドラフト指名しないよう要望。その結果、全球団が指名を回避したためすぐにレ軍との入団交渉に入れた。
 しかし、菊池は巨人以外の11球団が1巡目候補に挙げる逸材。国内球団に指名された場合は、入団を拒否しても指名球団の持つ交渉権の有効期限が切れる来年3月31日までメジャー球団と交渉はできない。仮に国内の全球団が指名を回避してメジャー球団と契約しても、日本のドラフトを経ないでメジャー球団と契約した選手の復帰制限にかかり、高校生の菊池は日本球界に復帰する場合3年間は国内12球団と契約できなくなる。

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2009年9月8日のニュース