巨人 連日の守乱で4カードぶり負け越し

[ 2009年8月17日 06:00 ]

<巨・神>腕を組む原辰徳監督

 【巨人2―5阪神】仮に投手の自責点で勝敗が決まるなら2―1で勝利だ。前日と同じく守備のミスが大量失点につながり、3カード連続で阪神に負け越し。原監督は「守りでミスが出た。4失点は大きかった」と悔しそうに振り返った。

 2回にラミレスのソロで1点を先行。だが、直後の3回の守備で事態が“暗転”した。先頭・赤星の二塁へのゴロに木村拓がバウンドを合わせられずに後逸し、一気に二塁まで進塁された。足を引っ張られた先発・高橋尚は同点とされて、なお2死一、二塁からブラゼルに決勝3ランを献上。結局、高橋尚は5回4失点で自責点は0だった。
 前日は打線が爆発して9―7で勝利したが、8―0の5回に遊撃・坂本が2失策して一挙6失点。先発・グライシンガーは5回6失点で自責点は0だった。連日の守乱に原監督は「カバーしてもらいたかった」と高橋尚に奮起を求めたが、失策を犯した木村拓は「あのワンプレーで負けたようなもの。チームにもヒサ(高橋尚)にも悪いことをした」とうなだれた。
 4カードぶりに負け越した今3連戦でチームは計5失策。2位・中日がナイターで敗れたために1・5ゲーム差は変わらなかったが、厳しい戦いを乗り切るには守備面の引き締めが必要だ。篠塚打撃コーチも「(投手と野手の)お互いの信頼がなくなるのは困る」と危機感を募らせる。残り42試合。1アウトの重みは増していく。

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2009年8月17日のニュース