菊池の激走に燃えた!「取ってやるぞ」と柏葉2ラン

[ 2009年8月17日 21:36 ]

<横浜隼人・花巻東>7回裏、花巻東2死一塁、勝ち越し2ランを放ちガッツポーズする柏葉

 【花巻東4―1横浜隼人】ダイヤモンドをガッツポーズで回った。三塁ベンチ前に戻ってきた花巻東の柏葉が吠える。1―1の7回2死一塁。直球を強振した打球は左翼スタンドに飛び込み、公式戦初という本塁打で勝ち越した。

 この回、エースの菊池雄が中堅手の頭上を越える打球を放った。だが、三塁を果敢に狙ってアウトに。柏葉は「投手なのに必死で走っていた。あれで流れがこちらにきたのかな」と話した。
 1回戦で3本塁打を浴びた菊池雄は、4回に同点本塁打を許すなど本調子とは言えなかった。打線が左腕を援護。横浜隼人の先発は予想していた右腕の今岡ではなく、左の飯田だったが、1回に盗塁を絡めて先制。8回にも3安打を集めて追加点を奪った。佐々木監督は「足を使ったうちらしさが出せた」と目を細めた。
 試合前に菊池雄は「野手の調子がいいんで、打たれてもいい」と話していた。エースの期待に応えた柏葉は「夏は(菊池)雄星が打たれるのは承知の上。それ以上に取ってやらないと」と頼もしかった。

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2009年8月17日のニュース