フロリダで調整中の上原、一歩ずつ前進のリハビリ

[ 2009年8月17日 14:10 ]

リハビリでキャッチボールするオリオールズの上原

 室内練習場での筋力トレーニングを終えた午前9時すぎ。米大リーグ、オリオールズの上原浩治投手が蒸し暑いグラウンドに出た。トレーナーと肩慣らしを済ませると、指示通り60フィート(約18メートル)の距離をとってキャッチボールを始めた。フロリダ州サラソタのマイナー施設に移って3日目の16日。地道なリハビリが続いている。

 マイナー施設にいるのは、プロ入りしたばかりの若手がほとんど。そこに故障者も加わって練習している。上原は「練習相手がいれば、ボルティモアの方がいい。(でこぼこの)グラウンドからしてそう」。移転を控えた施設のかなり簡素な設備に物足りなそうだ。
 キャッチボールは2日に1度のペース。この日は3割程度の力で50球を投げた。これから距離を伸ばし、順調なら2~3週間後にはブルペンで投球できそうだ。球団関係者は「投球プログラムが1カ月で終われば理想的」と話す。
 上原は「リハビリの期限は区切っていない。(トレーナーの)指示通りやるだけ」と焦る様子はない。「徐々に上げていければ。今は投げられる状態にすることだけ」。目標を近いところに置き、一歩ずつ進み続ける。(共同)

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2009年8月17日のニュース