松井稼 2000安打王手から2戦連続無安打

[ 2009年8月16日 06:00 ]

<ブリュワーズ・アストロズ>7回先頭の松井稼頭央はこの日2個目の見逃し三振に倒れ、表情をこわばらせる

 【アストロズ2―11ブルワーズ】日米2000安打に王手をかけているアストロズの松井稼は、2試合連続の足踏みとなった。敵地でのブルワーズ戦に出場も、2試合連続で4打数無安打。試合後は体中にアイシングをしたまま15分以上もビデオで打撃を確認し「(打撃感覚が)ずれているから打てない。自分はそう思っていないが(重圧が)毛穴から入ってきているのかもしれない。今までにない感覚」と振り返った。

 力んだ前日同様、打席では迷いが見られ硬さも目立った。2回は追い込まれてからボールになるカーブにバットが動き、ハーフスイングをとられて三振。9回は果敢に初球の高め直球を狙ったが、当てにいく中途半端なスイングで遊直に倒れ「無駄なボールに手を出している。ボールを見ようとする時には甘い球がくる」と悔しがった。
 早く重圧から解放しようと、試合後クーパー監督は16日の起用を早々と明言。ブレザー贈呈のためスタンド観戦した東尾修氏(スポニチ本紙評論家)が地元テレビ局に映し出されるなど、注目度は増すばかりだが、松井稼は「素晴らしい経験をさせてもらっている」と重圧を前向きに受け止めていた。

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2009年8月16日のニュース