メジャー6年目 けがとも闘いついに…

[ 2009年8月16日 16:01 ]

ブルワーズ戦で日米通算2000安打を達成、名球会のジャケットを着て笑顔のアストロズ・松井稼(中央)。右は東尾修元西武監督、左はクーパー監督

松井稼 日米通算2000安打到達!

3試合ぶり安打で達成 松井稼「素晴らしい経験した」

松井稼、俊足生かし記録達成!次の1本を見据える

3試合ぶり安打で達成 松井稼「素晴らしい経験した」

 【アストロズ2―6ブルワーズ】プロ入りしてから本格的に野手に取り組んだ。プロ3年目の1996年にスイッチヒッターとなり、その年にフル出場を果たした。松井稼は飛び抜けた運動能力を武器に、あっという間に西武の主力になった。
 チームの主力が球界を代表する打者へとさらに駆け上がるきっかけは、97年に西武のヘッドコーチとなった須藤豊氏の教えだったという。「右と左の人格を変えなさい」。この言葉を忘れたことはない。
 「左でも右でも同じようにスイングをする」という理想を追うスイッチ打者もいるが、松井稼は左右で使うバットの重さや形を変え、スイングや投球への臨み方もまったく違うものと考える。
 「トータルとしてスイッチヒッターですが、基本的にはいい左打者になりたいし、いい右打者になりたい」。“2人の松井稼”が日米の15年間で安打を積み重ねた。
 日本で1433安打、そこに567安打を加えるのに米国で6シーズンかかった。西武でパ・リーグ歴代1位の1143試合連続出場を達成したタフな内野手は、そのツケが一気に出たように渡米後は次々と故障に襲われ、6年目で規定打席到達がまだない。
 「とにかく1試合でも多く出たい」。2000安打という大きな区切りを迎え、あらためて口にするのは出場への思いだ。(共同)

続きを表示

2009年8月16日のニュース