2年生4番が九回に決勝弾!「思い切り振り切った」

[ 2009年8月16日 17:37 ]

<樟南・九州国際大付>9回表九州国際大付1死、榎本が右翼ポール際に決勝本塁打を放つ

27年ぶり出場の九州国際大付が“九州対決”を制す

ツーシームが…失投に泣いた樟南のエース

 【九州国際大付3―1樟南】2年生の4番がきっちり役割を果たした。九州国際大付の榎本は同点の9回、勝ち越しソロを放ち「いい仕事ができた」と、気持ちよさそうに汗をぬぐった。
 緩急をつけた投球に手を焼き、強打が売りの打線が9回1死までわずか3安打で1点。榎本も1、2打席目はともに得点圏に走者を置いた場面で一ゴロに倒れた。3打席目もまったくタイミングが合わずに凡退した。
 そして、回ってきた9回の4打席目。高めに入ったツーシームを強振し、右翼ポール際へ運んだ。「いい結果が出ていなかったので、何も考えずに打席に立った。思い切り振り切ったから入った」と会心の笑みを浮かべた。
 入学直後の4月から4番を務める榎本は、神奈川県から若生監督を慕って入学した。その若生監督も「いやあ、まいりました。よく打ってくれた」と脱帽した。
 3回戦では優勝候補の帝京と対戦する。本塁打で気を良くする2年生の主砲は「同級生みんなが応援してくれる。しっかり結果を出したい」と元気いっぱいだった。

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2009年8月16日のニュース