岩村 故障後初の実戦で手応え「自信持てた」

[ 2009年8月16日 06:00 ]

マイナーの試合に調整出場するため訪れた岩村明憲(右)と談笑する井川慶

 【3A・スクラントン9―5ダーラム】左ひざ前十字じん帯部分断裂で故障者リスト入りしているレイズ・岩村が、故障後初の実戦に臨んだ。傘下3Aダーラムの3番・二塁としてスクラントン戦に先発出場。2打数無安打に終わったが、6回の守備で退くまでは打撃はもちろん、走塁も問題なくこなした。守備では一塁手後方のファウルフライを回り込んで捕るなど動きの良さも目立ち、「動けたことに自信が持てたし、野球ができることに感謝しながら楽しめた」と笑顔を見せた。

 5月24日のマーリンズ戦で左ひざを負傷して以来の実戦。一時は今季絶望とされたが、3カ月足らずでグラウンドに戻り周囲も驚いている。メジャー復帰へ大きな一歩を踏み出し「まだまだゴールではないが、十分収穫のあるポイントになる日になった」と手応えを語っていた。

 ≪井川 笑顔の再会≫ヤンキース傘下3Aスクラントンの井川は、岩村と久々の再会を果たした。試合前には和やかに談笑。ひざの故障から復帰し、メジャー昇格を目指す岩村について「一時期は今季絶望と言われたのに、戻ってきて凄い」と感激した様子だった。自身は今季21試合に先発し9勝5敗、防御率4・02。「ここ(マイナー)にいる限り、岩村さんには(メジャーで)会えないですからね」と刺激を受けていた。

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2009年8月16日のニュース