読み通り!オーティズ逆転サヨナラ弾

[ 2009年5月9日 06:00 ]

<ソ・西>9回、オーティズは中越えにサヨナラ2ランを放ちナインの出迎えを受ける

 【ソフトバンク4-3西武】決めたのはソフトバンクのオーティズだった。1点を追う9回1死一塁。カウント1―2から美しい放物線を描いた打球がバックスクリーン左に飛び込んだ。

 「最高。とにかくボールをしっかり見て、強く叩くことを意識していた。あのカウントならチェンジアップ。低めに目付けをしていたので、しっかりさばけたよ」。先頭の小久保が安打で出塁したが、続く長谷川が送りバントに失敗。敗色ムードが漂い始めた直後に、読み通りの一撃だった。来日初打席となった4月28日の西武戦でいきなりの本塁打。オリックス時代の03年にも初打席アーチを記録しており、ド派手なことが似合う助っ人らしいサヨナラ弾だった。ロッテを退団し、今季はメキシコ・リーグでプレーしていたが、「メキシコと日本では少し違うが、過去の経験が生きている。調子がいいので、もっと多くの勝利に貢献したいね」と通算4年間の日本でのプレー経験を誇っていた。

 ≪摂津 15試合目でプロ初勝利!≫ソフトバンクのルーキー・摂津がプロ初勝利を挙げた。和田を救援した8回2死一、二塁、9回2死満塁のピンチをしのいだことがサヨナラ勝利を呼び込んだ。ここまで登板数はリーグ最多の15。首脳陣の信頼は厚いが、サヨナラ負けで2敗を記録していた。「ずっとこういう試合で投げてきた。2敗して申し訳ないことをしたので、絶対に抑えたかった」と喜びに浸った。

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2009年5月9日のニュース