松井秀4番で“有終の一発”も5連敗

[ 2009年5月9日 06:00 ]

<ヤンキース・レイズ>5回、先頭の松井秀喜(右)は右越えに同点本塁打を放ち、ニック・スウィッシャー(左)にいつもの“手を合わせてお辞儀”のポーズで迎えられる。

 【ヤンキース6-8レイズ】ヤンキースの松井が4月22日以来、13試合、55打席ぶりとなる3号を放った。1点を追う5回。右腕コーミエがフルカウントから投じた内角低めのカーブを右翼席にライナーで運んだ。「しっかりついていって振り切れた。強引にいくとゴロやファウルになる」。見逃せばボールかという低い球に対して、重心をしっかりと残してさばいた“技あり”の一撃だった。

 ただこの試合を最後に、今季14試合で務めた4番に別れを告げる。3月に股関節の手術を受け、リハビリを続けていた主砲のロドリゲスが8日に復帰することが決定。既にマイナーで実戦を重ねており「4番・三塁」での復帰が確実視される。チームが5連敗中で4位に低迷していることもあり、4番で“有終の一発”を放った松井も「苦しい展開のゲームが続いているので、何とかあした流れを変えたい。彼(Aロッド)の存在は大きい」と歓迎した。

 その8日からは敵地で、開幕以来のオリオールズ3連戦。10日には上原との再戦が待つ。

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2009年5月9日のニュース