マリナーズ５連敗　ついに貯金も使い果たした

　【マリナーズ０－１１ツインズ】序盤で大勢が決し、マリナーズの連敗は「５」に。最大で「６」あった貯金はついに底をつき、クラブハウスの雰囲気は暗い。その中で、救いは試合後に城島が明かしたワカマツ監督のリーダーシップだろうか。

　新人の先発投手は、審判の狭いストライクゾーンに苦しむかたちで崩れた。「でも、それだけが（大量失点の）理由ではない、と監督ははっきり投手に言った。厳しいが、その方が前を向けると思います」と城島は話す。「審判が辛かった。おまえのせいではないと言うことはできる。でもそれを言い出したらまた（１０１敗した去年に）逆戻りになる」。ホークス時代の低迷期を知る、城島ならではの受け止め方か。
　開幕ダッシュに成功し、一時は首位に立ったマリナーズ。ただ、旋風を巻き起こすほどの地力はまだない。率直さと厳しさを押し出す新監督のもと、地道に再建を目指す戦いが続く。（共同）