初の栄冠「地元の誇りだ」“留守番部隊”も大喜び

[ 2009年4月2日 17:48 ]

選抜高校野球大会で清峰高が初優勝し、大喜びの同校生徒たち

 【清峰1―0花巻東】息詰まる投手戦を大型スクリーンで見守った在校生やOBら。清峰高(長崎県佐々町)の体育館に集まった約150人はゲームセットの瞬間、抱き合いながら、長崎県勢として初の栄冠に「地元の誇りだ」などと喜びを爆発させた。

 弓道着姿で観戦した3年の大石唯静さん(17)は「ナインの1人とは幼稚園からずっと一緒。全国一なんて信じられない。ありがとう」と満面の笑み。手を合わせて画面を見つめていた3年の宮川恵実さん(17)は「かっこいい。お疲れさまと声をかけたい」と涙をにじませた。
 卒業生の綾香真澄さん(62)は「地元の誇り」と興奮気味。地元ソフトボールチームのユニホームを着た町立小学校3年の平野智哉君(9)は「きっと僕も甲子園に」とほおを紅潮させた。
 JR長崎駅前の広場でも買い物客ら約300人が大型スクリーンで観戦し、優勝の瞬間には「よくやった」「おめでとう」と大喝采。
 金子原二郎知事は「選手全員が県出身者で、夢と感動を与えてくれた。心から祝福を贈りたい」とのコメントを出した。(共同)

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2009年4月2日のニュース