3年前の経験生きた!清峰、長崎県勢初の甲子園制覇!

[ 2009年4月2日 12:07 ]

花巻東を破り初優勝し、ガッツポーズで喜ぶ今村投手(中央)と駆け寄る清峰ナイン。右端は敗れた花巻東・菊池投手

決勝で1―0は「山口VS桑田」以来25年ぶり

自慢の強肩で盗塁阻止 ピンチの芽摘む

アルプス赤く染めた!応援団の最優秀賞は彦根東

「思い切り振った」小柄な9番が均衡破る

44回47奪三振1失点…今村は松坂超え

今村3度目完封!清峰2度目の挑戦で初頂点

 第81回選抜高校野球大会最終日は2日、兵庫県西宮市の甲子園球場で2万7000人の観衆を集めて決勝を行い、3年ぶり2度目の決勝に進んだ清峰(長崎)が初出場の花巻東(岩手)を1―0で下し、初優勝した。
 長崎県勢の優勝は春夏を通じて初めてで、昨年の沖縄尚学(沖縄)に続き、2年連続で九州勢が優勝した。花巻東はあと一歩及ばず、春夏を通じて東北勢初の甲子園優勝はならなかった。
 清峰・今村、花巻東・菊池両エースの投げ合いで、6回まで両チーム無得点。清峰は7回に9番・橋本の適時二塁打で1点を挙げて均衡を破った。今村は走者を出しながらも要所を締め、今大会3度目の完封。44回を投げて1失点と安定した投球で初優勝の原動力となった。
 花巻東はプロ注目の左腕、菊池投手を中心によく守り、中盤まで粘ったが打線が援護できず、第76回大会の済美(愛媛)以来17校目(第1回大会を除く)の初出場優勝はならなかった。

 ▼清峰・吉田洸二監督の話 (3年前に)悔しい思いをした生徒に恩返しができたのかな。最後はここで逆転されたら仕方ないと思った。今村が打たれて負けるということなので。本音を言えば、長崎で初めて優勝できたことが一番うれしい。

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2009年4月2日のニュース