秋山監督「鷹観音」で必勝祈願「いよいよ始まりだな」

[ 2009年4月2日 17:19 ]

 玄界灘からの風が吹き付ける寒空の下、約30分お経に耳を傾けた。ソフトバンクの秋山新監督は2日、ヤフードームに隣接する「鷹観音」で必勝を祈願した。「いよいよ始まりだな、という気持ち」と、就任1年目の開幕に思いをはせた。

 オープン戦を勝率1位で終えた。最後の8試合は7連勝を含む負けなし。攻撃ではバントや積極的な走塁を仕掛けるなど、サインプレーが増えた。「細かい野球を意識してできるようになった」と、戦術の浸透に手応えをつかんでいる。
 通算437本塁打のスラッガーながら、監督としては若き日を過ごした西武の黄金時代が頭にある。「1点を取りにいく攻撃と、1点でもあげない野球」が目標だ。
 普段の飾らない言動と、目指す緻密な野球とのギャップ。オープン戦中から「今も開幕していると考える。いつも通りに迎えたい」と語っていた新監督のシーズンが、いよいよ始まる。

続きを表示

2009年4月2日のニュース