初物に弱い巨人“本領”発揮しまくり

[ 2008年7月20日 20:56 ]

 【巨人1―4横浜】巨人は“初物”に弱いといわれる。20日の試合もまさにそうだった。初対戦となる横浜のウィリアムスに6回途中まで1点に封じられ、そのまま逃げ切られた。

 球種を絞ったり、球数を投げさせて粘ったりするなどの攻略への工夫は見えず、3回1死三塁、6回無死満塁などの得点機を生かせなかった。原監督は「攻撃陣が1点じゃいかん。鈴木尚にしろ、阿部にしろ、高橋由にしろ、厳しい打撃を求めたい」と好機に淡泊な攻撃を繰り返した打線に一層の奮起を求めた。
 先発バーンサイドも安定せず、3回途中で降板。原監督は「あれだけ四死球が出るとリズムが良くない」とこぼした。
 はるか前方を走る虎のしっぽを巨人が捕まえるにはどの試合も落とせない。それが下位チーム相手ならなおさら。21日から始まる甲子園での阪神3連戦を前に、あまりに痛い1敗だった。

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2008年7月20日のニュース