イチロー 小林から2ラン、「3千」へあと7

[ 2008年7月20日 08:33 ]

インディアンス戦の9回、小林(左)から2ラン本塁打を放ったイチロー

 米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は19日、シアトルでのインディアンス戦に「1番・右翼」で出場し、5打数2安打2打点だった。今季123安打で日米通算3000安打にあと7に迫った。内容は空振り三振、捕邪飛、投ゴロ、中前打、右越え2点本塁打で打率は3割7厘。城島健司捕手は出場しなかった。

 インディアンスの小林雅英投手は9―4の9回から3番手で登板。イチローに本塁打を打たれるなど1回3安打2失点。セーブは付かなかった。試合はインディアンスが9―6で勝った。

 ≪イチロー、本拠地で達成か≫力強く振り抜かれた球は右翼席最前列付近に落ちた。イチローが9回2死から放った2点本塁打は、小林の内角低めの直球を強打したものだ。「低い球だったのでそんな(一発狙いの)意識はなかった。(外野の頭を)抜けてくれという感じでした」。イチローが本塁打を狙いにいく場合、球のやや下側をこするような感じで打球に角度をつける。そのスイングではなかったが、体に近いポイントでとらえたことで予想以上に伸びたようだ。137打席ぶりの長打だった。
 最初の3打席で凡退し、4、5打席目に安打を放ち、5打数2安打。同じ複数安打でも最初の2打席だけで残りを凡退するケースと何か違いはあるのだろうか。そんな問いにイチローは「それは(皆さんの)想像を超えていないと思う。当たり前ということ」とかわした。淡々とした口調はいつも通り。心のうちは読めない。日米通算3000安打まで、あと7。残り4試合でマリナーズはトロントへの遠征に向かう。本拠地での記録達成となるか。(共同)

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2008年7月20日のニュース