トラ9回の猛反撃!中日チョー冷や汗勝利

[ 2008年7月20日 18:04 ]

2回、中日無死満塁、吉見の二ゴロで送球を捕手野口が落球、中村紀が生還

 【中7―6神】4本塁打が出た中日が阪神戦の連敗を6で止めた。2回に和田が先制の11号ソロ。3回は中村紀が3ランを放ち、5回はウッズ、和田の連続ソロで突き放した。2番手の中田が6勝目。阪神は9回に猛反撃で4点を奪ったが一歩及ばず。

 ≪「おもしろかったな」落合監督強がり?≫岩瀬の顔から汗が滴り落ちる。今季最多の4本塁打で中日が大量リードを奪ったのが、はるか前のことに感じられるような試合展開だった。
 2―7で迎えた9回。4回途中から救援し、ほぼ完ぺきな投球を続けていた中田が突如乱れた。3安打を許し、1死満塁で岩瀬にマウンドを譲った。しかし、守護神は雰囲気にのまれたように3連打を浴び、4者が生還。2死満塁でフォードを三ゴロに打ち取り、ようやく試合が終わった。
 このところ得点力が低下していた打線の奮起も、一気にかすんでしまった。岩瀬はこれで今季11球団すべてからセーブを挙げたが「記録のことよりも、チームが勝って良かった」と胸をなで下ろすしかなかった。
 落合監督は「おもしろかったな。ああいう終わり方をするだろうとは思っていた」と強がったが、内心穏やかではなかっただろう。阪神戦の連敗は6で止めたものの、リーグ優勝へのわずかな可能性を追うには、あまりに頼りない戦いぶりだった。

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2008年7月20日のニュース